保育士ぱじゃくまの子育てプチ情報

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雨の日でも体を動かそう!お部屋で運動!トランポリンと布団山

休校や休園、また外出自粛で公園の遊具が使えなくなったりと外にもいけない日が続きますよね。

雨の日のおすすめの遊びで書いたものですが、この外に出れない今の時期、少しでもお役にたてればと思います。

雨の日の子どもたちの体力もありあまり、狭い部屋を走り回る…。棚やテーブルにぶつかって怪我をしないかヒヤヒヤ、何度注意してもやめないとイライラしてきますよね。

「走らないの、静かにしなさい」と言っても無理な話・・・。特に3歳前後は、体中に酸素を行き渡らせるために、体を常に動かして血流を良くしていないといけない。と言うのを昔に保育関係の研修に行ったときに聞いたのでその言葉を信じて今に至ります。

しかし走り回って大怪我をされてしまっては困ります(小さいけがは成長に必要なことなので我が家では良しとしています)。そんな時はトランポリンを出すか、布団やクッションを重ねて布団山を作って遊びます。

これらの遊びは体を動かして発散させる以外にも心身の成長を促すたくさんのメリットがあります。

幼児期の運動の大切さ

幼児期に体を動かす機会が減ると小学生、中学生になったときに運動面だけでなく、心の発達の面でも影響を及ぼす可能性があるとされています。

幼児期に運動することで
・体力、運動能力の向上
・健康的な体の育成
・意欲的な心の育成
・社会適応力の発達
・認知的能力の発達
が期待できます。
出典:幼児期運動指針について:文部科学省


幼児期の運動は運動能力の向上だけでなく、心の発達も促す大切な活動になります。

その他のお部屋で運動シリーズはこちら
お部屋で運動!保育園で子どもに人気の体操『できるかな』 - ぱじゃくま子育てプチ情報

雨の日はお部屋で運動!道具不要!からだひとつで子どもと遊ぼう!! - ぱじゃくま子育てプチ情報



トランポリン

初めはトランポリンについて紹介したいと思います

トランポリンは、子供用の小さいもの。衝撃を吸収してくれるマットも付属で六千円くらいで購入できました。
大人も乗れるものだと親のダイエットにもなって結構使えます。
トランポリンのバンドの部分は金属のスプリング製とゴム製があります。
ゴムなら音も静かで子どもが指を挟んだりする心配もないのでおすすめです。


家のソファーで跳んで遊んでいたので、だったら、トランポリンを買おうと決意。 決して広い家ではありませんが、トランポリンを置いてなんとか遊んでいます。 f:id:pajakuma:20191024122902j:plain 我が家のは折りたためないのですが収納は立て掛けておけるので、部屋の端の棚の隙間に入れて立て掛けています。 最近は折りたたみが主流のようですね。 上の子が3歳になる頃に購入して六歳になる今も喜んで跳んでいます。 下の子も赤ちゃんの頃からゆらゆら軽く揺らして遊んでいたりしました。 3歳になる今では、一人でぴょんぴょんとっても上手にバランスをとって跳んでいます。 たくさん体を動かせるので、跳んで体を動かした後は静かに落ち着いて過ごすことができますよ!

布団山

次に布団山を紹介したいと思います。
クッションや長座布団をたくさん重ね、小さな山を作ります。最後に大きめの毛布などを一枚かけて出来上がりです。
こんな感じです
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クッションや長座布団を重ねて
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毛布を掛けて出来上がり
小さな山ですが、登ったり降りたり、ハイハイで登ってみたり、横になって転がったり、ジャンプして乗っかったりと小さい山ですが、こちらもトランポリン並みにたくさん体を動かせます。ふかふかの布団山の上でくすぐったり、軽く投げて転がしたり、布団の間に挟んでみたりとじゃれつき遊びをしたりもできます。このじゃれつき遊びをすることで起きる脳の活性化を重要視し、保育園の朝の遊びとして毎日時間をとっているところもあります。

この二つの遊びのメリット

身体面

トランポリンでは、跳ぶとバランスをとろうとし体幹が鍛えられます。体幹が鍛えられると運動能力の向上、姿勢がよくなるなどの効果があります。姿勢が悪いと椅子にきちんと座っていられず、授業に集中できないということもおきてきます。小さいころから遊びの中で自然と体幹が鍛えられるのでとても良いですよね。
次に布団山です。布団山では不安定(布団やクッションがふかふかしているので)な足場を登ったり降りたりすることで足腰が鍛えられ、バランス感覚も養えます。また坂を転がることで回転感覚も身に付けられます。
この回転(横向きでぐるぐる、横転)する遊びは、小さい頃から取り組んでいると、鉄棒での前回りや逆上がり、マット運動でも恐怖心なく取り組めるようになりますよ。

精神面

また、二つに共通する体を動かし、興奮するという興奮体験は脳の前頭葉と呼ばれるところが活発に働きます。興奮体験でたくさんの感情を表出することで、表出した感情を抑えることを覚えます。これら興奮と抑制を繰り返すことで、感情のコントロール(衝動を抑えられる)を覚えることにもつながります。
話は少し変わりますが、1、2歳のイヤイヤ期にも通ずるところがあると考えています。イヤイヤとたくさんの感情の表出。これを大事にしていってほしいと思います。感情を出さなければ、抑えることを覚えられません。イヤイヤを感情の表出の練習をしている大切な時期と視点を変えて見守るとイライラも軽減されるかなと思います。

心身の発達の一番のおすすめは、たくさんの興奮体験が得られる外遊びですが、雨の日の室内でも遊び方次第で外遊び並みの効果があります。ぜひ子どもの身体能力を見極めながら、大きなけがに気を付けて遊んでみてもらえたらなと思います。