保育士不足と騒がれるなか実際どれくらい求人があるのか、厚生労働省の有効求人倍率を調べてみました。
保育士有効求人倍率が全国平均2.45
東京都内だと3.41となっています。
厚生労働省のPDFです
https://www.mhlw.go.jp/content/000636780.pdf
都道府県によって差はありますが、一人辺り2~3件の求人があることになりますね。
たくさん求人のあるなかから、それぞれに譲れない条件があると思いますので、自分条件にあったところを探しましょう!!
新卒で入職し、結婚、引っ越し、出産と、ライフステージの変化がありながらも、15年間、電車を使って片道通勤一時間のところに通い続けました。
そんな私の考えるおすすめの条件をあげていきたいと思います。
近いところ!
自転車で通える近いところが一番!!
私は電車通勤出なんとかやってこれましたが、他の条件が恵まれていたからやってこれたのだと思っています。
1つ目の理由
電車通勤だと遅延に怯えます。年に数回あるかないかですが…。
保育士は、早番勤務があり園の鍵開けをすることも。
電車が遅延で開園時間に間に合わないとなると一大事ですね。
園が開かないのだから、保護者の方が仕事にいけないことになります。
タクシーに乗っていける距離でもないので常に緊張していました。
私の職場では電車の遅延が起きた場合、園の近所に住んでいる先生に連絡し、代わりに鍵開けをやってもらうことも…。
連絡がつかなかったりタイミングが合わなかったりを思うと早番の前日は常にドキドキしていました。
2つ目の理由
荷物が多い。保育士と言えば着替えはもちろん、その日の保育に使う教材を持っていくことも。
寒天遊びをしたいと思ったら、前日に家で作って職場に運ぶ…電車に乗って大量の寒天を運ぶのは一苦労です。
働き出して数年たつと私の職場は環境が良くなり、職場で寒天を作る時間をもらえて、持ち運ぶことはなくなりましたが(笑)
寒天に限らず、製作に使うもの、行事の装飾など少なからず持ち帰りをしなければならない時が出てきます。
そういったときに、自転車や車で通える地元はありがたいです。
3つ目の理由
子どもが生まれると時間に追われる!
時間が早く過ぎていきます。特に朝!子どもにご飯をあげて、保育園につれていって出勤。少しでも時間はあった方がいい。通勤時間が少ないと少しゆっくりできますね。
また、私の場合、早番、遅番シフト勤務だったので、子どもの生活リズムが乱れました。
早番の日は子どもも早く起こされ、遅番の日は寝る時間が遅くなり…。
通勤片道一時間がなければ、一時間ゆっくり起きて、早く寝られる。
睡眠時間が乱れ子どもが体調を崩すことも。
それ以来、子どもが小さいうちは早番遅番を免除してもらいました。
給料がいい!
やはり、お金です。生活するには色々と必要になってくるので、たくさんもらえた方がいいですよ!
責任もある仕事です。きちんと相場にみあったお給料を払ってくれるところを見つけましょう!
長年働く予定なら昇給制度がきちんとしていることは大事ですね!
休日には自分の趣味ができ、ストレスが発散できるくらいのお給料がもらえるところを探しましょう。
私の場合は年パス買ってディズニーランドに行ってストレス発散していました。
福利厚生がしっかりしている!
子どもの看護休暇や親の介護休暇、それらの制度があり、きちんと利用できる体制が整っていることが大事です。
今では、バースデイ休暇やベネフィットステーションの利用などに、力を入れているところもあります。
また、求人表の退職金ありの一文字も重要ですよ!!
新卒の若い頃は、とりあえずどこかに就職できればそれでいいと思っていましたから。
福利厚生の欄はあまり確認していませんでした。
しかし、長年勤めてわかるその大切さ。
私の職場に30半ばで転職してきた先生は、福利厚生がしっかりしているからと言っていましたね。
様々な年代の人がいる!
若い先生、中堅、ベテランと揃っているところが1番です。
若い先生だけだと、楽しいのは楽しいのですが、やはり、合う合わないが出てくると働きづらいですね。
だんだんグループができてきたり、仲が良いけど保育についての本音が言えないなどなど。
新卒で入りたての頃は若い先生が多く、同期とは楽しくやっていましたが、1年ごとの派閥がすごい。1年違うだけで、派閥ができる。上下関係がすさまじい。
数年たつと中堅の先生たちが転職して入ってきて、そういった上下関係はなくなり働きやすくなりました。
世代が違うと色々な意見が聞けて勉強になります!!
また自分が出産し子を持つと、発熱や体調不良で保育園からの呼び出しや、当日急な休みをとらなければなければならないことがでてきます。
その時に子育て世代や、子育て終えた世代がいてくれると、理解して受け入れて色々とフォローしてくれます。
自分の反省ですが…
若い頃は結婚も出産もしておらず、子持ちの先生がお子さんの体調不良でよく休んでいました。
しかし、なぜそんなに休む必要があるのかいまいち理解していませんでした。ほんと反省です。
その立場になって初めてわかる事が色々と出てきます。なので、様々な年代の先生がいる職場はとっても働きやすいですね。
保育観があっているか
やはり、ここもポイントになってきます。
子どものやりたいことを尊重し自由な保育をしているところ。
小さい頃から色々な経験をということで読み書き、英語などに力を入れているところ
幼少期は運動機能の発達が著しいので運動に力を入れて外部講師を呼んでいるところ
運動会、発表会などの行事に力を入れているところ
などなど、園によってかなりのばらつきがあります。
いくらいい条件で働いていても、自分の保育観と合わないところで働くとストレスがすごいので、ホームページ等をみて保育方針や一日の流れなどを確認しておくことをおすすめします。
以上私の考える働きやすい職場の条件です!
就職、転職の際は参考にしてみてください!