とある保育の研修で
「子どもの夢は絶対に笑ってはいけない」
「どうしたらなれるかを一緒に考えることが大切」
という話を聞きました
色々な子どもの夢
職業柄たくさんの子どもの夢、なりたいものを聞いてきました
誕生会に、卒園式、節目節目に子どもは自分の夢を語る時が来ます
その時に
○○レンジャーになりたい、プリキュアになりたい、サルになりたい、
と言われたらどうリアクションをとりますか??
3歳の子に言われたら
「そうか、そうか!頑張ってなろうね」と声をかけて応援すると思います
それが小学2年生に言われたら
「なれるわけないでしょ!!」
「もっと違うものになりなさい」
と言っていませんか??
私は
○○レンジャーやプリキュア、サルと言われたら
笑いはしないし、言葉では応援するけど…
心の中では
いつか大きくなったら、それにはなれないことに気づくかな
と時がたつのを待っていました
しかし研修でその話を聞いて以降
真面目にどうしたらなれるかを一緒に考えるようになりました
笑ってはいけない理由
真面目に考えて答えた夢を笑われてしまうと
・自尊心が傷つく
・夢を語らなくなってしまう
・夢を持つことをやめてしまう
などなど
良いことはありません
でもそういわれたって、どうリアクションすればいいの??
どう考えてもなれないのに…
と思いますよね
子どもの夢を叶えるために
そこでそれぞれのなりたいものに
どうしたら近づけるかを考えてみることが大切です!!
ひとつひとつなりたいものに近づくために分析してみましょう
まず、なぜそれになりたいか聞いてみてください
そうしたら具体的にやらなければならないことが見えてきます
○○レンジャー編
・強いから
・かっこいいロボットに乗ってるから
と言われたら
強くなるために運動をして
かっこいいロボットを作るためにどういうことが必要か考え
空き箱工作で簡単なロボットを作ったり
乗り物(電車、車、バイク、飛行機など)のしくみを調べたり
今ある最先端技術のロボットのことを調べて勉強することができます
プリキュア編
・かわいいから
・魔法が使えるから
・困っている人を助けたい
と言われたら
かわいい衣装を作るためにデザインの勉強をしたり
魔法について調べ、魔法のような科学の力を知ることができたり
魔法のような手品の練習したり
困ってい人を助けるには
どうすればいいか考えたりすることができます
サル編
・木登りが上手だから
・山の中でのんびりしたいから
と言われたら
木登りの特訓をしたり
サルと人間の体のつくり違いを調べたり
山の中で生活するために必要な事を考え、準備することができます
いやいや、こんなことしてもなりたいものに
なれてないじゃないか!!
と思いますよね
もちろんそうです
なりたいものにすぐになれるはずがありません
子どもの頃の夢をかなえるために
色々な苦労や努力があったはずです
その結果
なりたいものになれた人
なれなかった人
それに近いものになれた人
色々な人がいると思います
なりたいものになる為に
どう取り組んできたかが大切なことになり
子どもたちの生きる力になります
ここに例に挙げた夢は
とてつもなく難しい夢で、叶えるにはかなりの努力が必要になります
その夢の途中で挫折するかもしれません
あきらめて違うものになりたいというかもしれません
それも認めて
次の夢に向かって一緒にどうしたらいいか考えて
支えていくことが大切です
もしかしたらすごい努力の結果
・○○レンジャーの様に
かっこいいロボットを開発して
空を飛んだり
街を自由に移動して
悪い人を捕まえる警察官
・プリキュアの様に
かわいい洋服を作って
最先端技術で
魔法のようなビームを出して
病気や怪我を治し
人々を癒して救うお医者さん
・サルの様に
木登りできる
特殊なスーツを考え
山にこもって
自由に生きられる仕組みを
考える起業家
になれるかもしれません
こういった夢を持ち続けることが
未来への発展につながるのではないでしょうか
子どもと一緒に考えよう!!
プリンセスになりたい我が子は
年長の時に先生に何か言われたようで
お迎えに行った帰り道、
「プリンセスってホントはいないんでしょ??」
と一言
ショックでした
「ディズニーランドにいるでしょ??」
と答えると
「あれ、偽物でしょ」
と一言…
娘の夢がつぶれてしまうと
でも、この研修での話を思い出し
必死にどうしたら実現できるか考えました
「ほんとの王子様っているんだよ
そのためにはたくさん勉強して、
王子様が行くような学校に入って
王子様に出会って、結婚したら、
プリンセスになれるんだよ」
と。
娘は「それじゃ、勉強頑張る」と
たくさんの本を読み始めました。
今では違う夢を追いかけていますが。
子どもが真面目に将来の夢を話してくれたら
親も先生も
周りの大人は
まじめに聞くことが大切です!!
突拍子もない夢を語りだしたら
実現するためにどうするか考えるの
きっと楽しいですよね!!
ぜひ、子どもと楽しく真面目に夢を語りあってください
子どもの夢を認めて
真面目に聞いて
一生懸命考えてくれる親の姿勢を見て
子どもからの信頼も深まり
親子の絆も強くなるはずです!!