朝の忙しいときに、洋服着るのをイヤイヤされると、ほんと困りますよね…。
えっ?!
一昨日はイヤイヤしないで着てた服なのに?!なんで今?!
もう、家でる時間だぞ!
と言ったように、ほんと唐突によく起こる。
なぜイヤイヤするの?
2歳前に自我が芽生え、自分で物事を決めたり、自分でやってみたい気持ちが強くなります。
その為、親が選んだ洋服をイヤイヤしたり、親に手伝って洋服を着せてもらうのをイヤイヤしたり…。
しかも、2歳前後…
「私はこっちの洋服の方が好みなので、今日はこれにしたい」「自分で着てみたいのでどうか見守っていてください」なんて、言えるわけがない。
言葉がうまく出ないので
とりあえず「イヤイヤ!」と言う訳です。
何がいや?イヤイヤの理由
・服のデザインがイヤ
・自分で着たい
・ちょっときつい
・ちょっとブカブカ
・肌触りがイヤ
・冷たい
・パジャマが好き
・着替えの気分じゃない
等々、たくさんの理由が考えられますね。
一つ一つ解決法を見てみましょう!
服のデザインがイヤ→前日に洋服を選ぶ、絵をかいたりワッペンを貼る
唐突に来る洋服へのこだわり…。
かわいいリボンがついていないとイヤ
恐竜、車の絵柄じゃないといやイヤ
などそれぞれデザインへのこだわりが出てきます
・前の日に子どもと一緒に洋服を選ぶ!
前日の夜にゆっくり子どもが納得する洋服を選んでおきましょう。そうすることによって朝スムーズに着替えができます。
納得しなくても、朝よりはよるの方がゆっくり話をすることができますよね。前日にそのやり取りを済ませておきましょう。
・目立たないところに絵を描く
好みの服が何枚も買える!!できるならそれが楽ですが、そうはいきませんよね。
だったら、絵を描いちゃおうと言うことで、袖口や襟元、ウェスト部分などに油性マジックで絵を描くのもありです。
ワンポイントとして。
絵に自信のあるかたはメインでどうぞ。
子どもに、何を描いてほしいか聞いて、目の前で書いてあげます。
そうすると、このよう服には自分の好きなものが描いてあると、認識して一気にお気に入りの服に変化します。
朝着替えるときも、「ここに◯◯いるよねー!」など話しかけながら着替えるとスムーズに行きますよ!!
絵に自信がない場合、難しい絵を要求された場合はアイロンでくっつくワッペンなども利用してみてください!
服を買いそろえるよりは安くすみますよ。
自分で着たい→早く起きて時間を作る
この手の自分でやりたいイヤイヤはしばらく続きますね。洋服だけじゃなく、靴も、靴下もと。
これは、自分で納得するまで着替えをさせるしかありませんね。
途中で手を出すと余計イヤイヤして、時間が長引きます。
自分でうまく行かないとわかったら「やって」と何かしらの言動でにアピールしてくるはずです。
それまで待ちましょう。
待てない!という場合は、できなくてイライラしだしたら子どもが困っている時なので声をかけるタイミングです。
「お手伝いしようか?」と声をかけて子どもに「yes」か「no」か答えられるように選択肢を与えましょう。
このやり取り時間がかかります。
なので、早く起きるなどして時間を作るしかありません。
我が家の娘は2歳の後半、靴、靴下、上着のファスナー、帽子、リュック、出掛け際の支度を自分でやりたがり、玄関で10分時間が過ぎるなんて良くありました。
これは、早く起きて付き合うしかないなと。
いつもより15分繰り上げて準備しこの時期は乗り越えました。
きつい、ブカブカ、肌触りがイヤ→その服は避ける
これは、もう、その服は避けるしかありませんね。
大人だって、きつい服、ブカブカの服は動きにくくて嫌ですよね…。
あと、肌触り。これも、大人だって首回りがチクチクするから着たくないなどあると思います。
五感で苦痛を感じるものは無理に着せてもストレスになるので避けるのがいいでしょう。
うちの娘は5歳の時でも、このズボンはきつくて運動できないと。はかなくなったものが多々あります。そのときちょうど側転の練習をしていたので、足を上げたり開脚しやすいズボンを好んではいていました。
服が冷たい→温める
冬になると洋服が冷たい場合があります。
職場でお着替え上手だった2歳児さんが、急に着替えをイヤイヤするようになりました。
他の日常生活ではイヤイヤしたりすることもなかったので、イヤイヤ期ではないはず。
なんでだろうと、考えました。
その子を観察すると着替えをしないで暖房の前で絵本を読んでいる。
・・・もしや、
「お洋服冷たくて着替えたくないの?」と聞くと「うん」と。
なんだ、そういうことだったのね!!
わかるわー、自分も冬場の仕事終わり、冷たい洋服に着替えるあの帰り支度の時間嫌だもん!!
そういう時は洋服を温めましょう
暖房の前で服を温めたり、エプロンの中に洋服を入れて温めるふりをしたり(笑)
洋服が冷たくないことがわかると、イヤイヤせずスムーズにお着替えしていました。
パジャマが好き→パジャマのまま登園
これ!お気に入りのパジャマはずっと着ていたい!!
よくいますよ!イヤイヤでパジャマのまま保育園に来る子!
2歳前後は、お気に入りの洋服、大好きなタオル、大事なおもちゃなどは、自分の体の一部だと思っている。と言うことを聞いたことがあります。
(今後、この辺りの脳の発達から見る根拠を調べてみたいと思います。)
2歳前後の子にとってお気に入りのパジャマを脱ぐ。
それは、体の一部を家に置いていくのと同じくらい一大事になります。
なら、もう、パジャマのまま保育園来てください。
と私は伝えています(笑)
保育園で気分が変わればだいたい着替え始めます。
保育園なら時間をたっぷりとって、本人が納得行くように話をしていくこともできます。
朝の忙しい時間イヤイヤと戦うくらいならパジャマ登園しちゃってください
着替えの気分じゃない→気持ちを受け止める
これは、まだ遊びたかった、ご飯先に食べたかった、歯磨きしてからがいい、など様々な理由で着替えの気分じゃないときがあります。
上にあげた理由のデザインが気にいらない、自分で着替えたい、パジャマのままでいたい。
これらも当てはまりますね。
そんな時は、その気持ちを受容してあげてください。
「そうだよね、まだ遊びたかったよね。わかるわかる。」「じゃあ遊んだらお着替えしようか」と。
大人も「わかるわかる、その気持ち」と共感してもらうと、自分の中の気持ちがフッと落ち着くときありますよね。
共感してもらう前に真っ先に否定されたら、素直に言うこと聞けますか?反論したくなるはずです(笑)
それと同じです。
イヤイヤに限らず、とりあえずは、子どもの気持ちを受容!!ありのままにその気持ちを受け止める。
良い悪いはそのあとゆっくり伝える。
こうして、気分を切り替えてお着替えを促してみてください。
ぜひぜひ、朝イライラしないためにこれらの手段を試してみてください