今、クラスに1人か2人、発達障害の診断をうけた子がクラスにいると思います。
また診断を受けていないけれどもしかしたらと思う子が2~3人いることが多いですよね。
自由保育ではなく一斉保育だとクラスを運営するうえで
どのように対応していけば良いか、様々なシーンで悩むところだと思います。
どう対応したらうまくいくのかがすぐに知りたくなると思うのですが
一人ひとり違うので対応だけを覚えてもうまくいかなことも。
対応を知る前に、なぜその様な行動に至るのかを知ることで
それぞれの子に合った対応ができる様になります。
「育てにくい子にはわけがある」
「育てにくい子にはわけがある」
木村順
最近よく聞く
「困った子は困っている子」
保育をしていると
「なぜあの子は困った行動ばかりとるのだろう」
と思うこともあると思いますが
困っているのは保育者ではなく「困った行動を起こしている本人」が一番困っているという事。
困った結果そういった行動に出るのです。
そのことがよくわかる一冊です。
作業療法士の著者が感覚統合の考えを用いて
困った行動に至るまでの原因と経過がわかりやすく説明してあります。
10年以上前に買った本ですが
いまだに読み返すことが多い本ですね。
感覚統合については賛否両論ありますが、私はお勧めします。
「自閉症の僕が跳びはねる理由」
「自閉症の僕が跳びはねる理由」
東田 直樹
この本もだいぶ前に話題になりましたね。
保育士になって間もないころ
この本を読みました。
本人の視点でのもどかさがとても詳しく書かれてます
障害のある子は言葉が少なくても色々なことを考えているといことに改めて気づきました
読みながら涙がボロボロ出ましたね。
言葉にできない気持ちを感じ取り
きちんと寄り添って保育していこう。
と発達障害についての考えをより一層深めるきっかけになった一冊です。
発達障害の子のいるクラスは定型発達の子のみのクラスに比べると大変なことが多いのは確かです。
困ったと思ったら
この本を読み原点に戻り彼らを見つめなおし
新たな気持ちで保育すると様々な対応が浮かんでくるはずです。