保育士ぱじゃくまの子育てプチ情報

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「かぶと虫乗っかってる!助けてあげて!」子どもの発言に困ったら…3歳からの性教育おすすめの本

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子どもたちと散歩しているときに
2匹のテントウムシが交尾をしていて…

5歳の娘が
「2匹重なってる!おんぶしてるのかな??」と

こんな時なんて返事しますか??

交尾なんてまだ伝えるの早い気がするし…

それについて詳しく聞かれたら説明に困るし…

「う、うん、そうだね、おんぶしてるんだと思うよー」

と軽く
流していました

性教育のイメージ

最近よく耳にする
幼児期からの性教育
ニュースで取り上げられたり
本屋の育児書コーナーでもちらほら見かけるので
気になってはいたのですが…


そんなの必要なくないか?
まだ早い
だって性教育って小学校高学年くらいじゃなかったけ??

小さいうちから教えて変にそのことを外で話されたら

どういう教育してるのかって疑われる

恥ずかしい…

などなど

ネガティブな事ばかりが浮かんできます

しかしこの本を読んだら
180℃性教育への意識、考え方が変わりました

幼児期にこそ必要なこと!!

幼児期からの性教育とは

この本の著者のじまなみさんが代表を務める
パンツの教室公式サイトにはこう書いてあります

今の子ども達は、感覚的に情報社会にアクセスできる。

命のスタートであるセックス。

それなのに命そのものが卑猥なものとして
3歳くらいの子どもでも簡単に情報が入ってきてしまう。

だからこそ、
きちんと親の口から、
性は 命、愛、身を
守るものだととして
きちんと性を伝えていってほしい。

お母さんの『性』=『恥ずかしい』というイメージが変われば

命を生み出すものとして
自分を大切な存在として
相手をいたわることとして

子どもに伝えることが出来ます。

引用 とにかく明るい性教育 パンツの教室協会 代表のじまなみ

本を読んだらほんとにその通りだと思いました

勝手にいやらしいイメージをもって

子どもに聞かれてもはぐらかして

反省しました

実際に役立つ情報が盛りだくさん

性教育とは?といったことが書いてあるだけでなく
実践的なことが細かく書いてあるので
とっても役に立ちます

例えば

・子どもの質問に困ったら
「良い質問だね、ママもわからないら調べておくね
と答えてもいいとのこと

子どもに決して「なんでそんなこと聞くの?」と怒ったり、嫌な態度を見せてはいけない

そう答える親の表情や言葉から、
この話はしてはいけないんだと
感じ取りその話題を出さなくなってしまう

この様なことが書いてあったのが印象的でした。

いくらこのすばらしい本を読んでも言葉に出して説明するのは難しい、まだ恥ずかしさが残る…という場合に
はっきりと答える心の準備ができるまで時間が取れる

ほんとに素敵な返答を知ることができました


他にも

・水着ゾーンとは??その大切さ

・男の子の長風呂は認めてあげて

・パンツは自分で洗う習慣を

などなど

幼少期だけでなく思春期にも役立つ情報もたくさん載っています


本を読んで変わったこと

カブトムシ編

我が家でカブトムシをオス、メス1匹づつ飼っていたある日の朝

当時5歳の娘が
2匹のカブトムシが交尾しているのを見て
カブトムシがのっかてる!ママ、助けてあげて!!ケンカしてるから!!

と…

本を読んで心構えができていたので、
『きたきたー!この質問!待ってましたよー!』
と若干テンションが上がっていました(笑)

以前の私だったら
子どもに事実を伝えられず
「そうだね、かわいそうだね、助けてあげようか」
と引きはがしていたはず…

でも今は
「ケンカしてるみたいに見えるね、でも大丈夫だよ。
赤ちゃん作ってるんだよ」
と。

子どもたちの反応にドキドキしながら待っていると
そうなんだ、良かった。ケンカじゃないんだね
と一言

意外とあっさりと終わりました(笑)

色々聞かれたら
あの魔法の言葉
「ママも調べておくね」
発動させようと待っていましたが大丈夫でした

生理用ナプキン編

またまた、当時5歳の娘が
トイレに置いてあるナプキンを見て
「ママ、これなーに??」
と…

『うーん、これは難しい…』
脳みそをぐるぐる回転させ

小学校4年生くらいの時に習ったことを思い出し

赤ちゃんって、おなかにいるでしょ?
その時はおなかの中にふかふかのベットがあるんだけど
ママ、今おなかに赤ちゃんいないから、
ふかふかベット使わないのよ。
それが体の外に出てくるんだけど
その時にパンツ汚れないように使うんだよ」

またも返答にドキドキしながら待っていると
「そうなんだ、大変だね」
と一言

これまた
さっぱりと終わりました(笑)

親があっさり答えれば
子どももあっさりするものです。


私が教育テレビで
蝶の幼虫を紹介している映像を見て「気持ち悪い」と言ったら子どもも気持ち悪がったので
これではいけないと思い
「あっ、間違えた、かわいいね、うん、かわいい!」
と言い直すと
「ほんとだかわいいね~」と。
子どもの狭い世界では、親の言う事が大いに影響する事を身にしみて感じた事例です(笑)

なので、こういう時も親がうろたえてはいけないと思いましたね。



お口とお口でチュー事件

またまたまたま当時5歳の娘が
「今日〇〇君とチューしちゃった
と…

『うそでしょ…なんてことを』
当時はまだこの本を読んでいなかったので

「そういうことはやめようね!!」
と一言

きちんとなんでダメなのか説明できず怒ってしまいました


娘はディズニー映画が好きで、
プリンセスたちのキスシーンもよく見ているので、
なぜそれがいけないことなのか、なぜ怒られたのかもわからなかった事だと思います


本を読んでから
水着ゾーンなるものは大切なところ
というのを知りました

チュー事件の時に知っていれば、怒らずちゃんと説明できたはず
と後悔

このようなことが起きないように、
水着ゾーンについて娘二人に日々言い聞かせています

3歳からの性教育のすすめ

性教育は恥ずかしい、いやらし

ではなく

命の誕生、自分を大切にするために必要な事と考えを改めきちんと取り組んでいく大切なことだ。
とこの本を読んで知ることができました

子どもの質問に困っても慌てることがなくなりました

思春期にもなんでも相談しあえる関係を目指して

3歳からの性教育実践していきたいと思います

ぜひ子どもの発言に困ったら、いや、発言に困る前にこの本を読んでみてください!