保育士ぱじゃくまの子育てプチ情報

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慣らし保育中の子どもたちのリアルな様子!

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4月から入園が決まった方は、新しい保育園生活、不安でいっぱいですよね

すぐ預けられると思っても慣らし保育というものがあります。

慣らし保育の期間と必要性についてはこちら。
慣らし保育の期間と必要性について保育士が解説!! - 保育士ぱじゃくまの子育てプチ情報


慣らし保育中

子どもは泣いてばかりで過ごしているのではないか??

楽しく遊べるのか??

ご飯は??お昼寝はできるの??

など気になりますよね。

慣らし保育中の子どもたちの様子をお伝えします!

慣らし保育中のリアルな様子

15年間毎年見てきた0、1歳児の慣らし保育中の様子をお伝えします!!

朝の受け入れ

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0歳児低月齢

月齢が低い生後半年までくらいの子は、泣くことは少ないです。
預けられたといった感覚もあまりなく、人見知りも始まっていないので比較的スムーズに受け入れができます


我が子も5か月で預けましたが、状況を理解していないようで

泣くこともなく登園
プレイマットの上に
寝っ転がってプレイジムで
一人で遊んでいました
(笑)

0歳児高月齢~1歳児

生後半年を過ぎると人見知りも始まり、泣くことが多いですね。

1歳児の子も同じで状況がわかっているので泣きます。


初日はよくわからず泣かなかった子も、2、3日たつと預けられたことがわかり、急に泣き出すこともありますね。

初日泣かなかったのにー!!なぜー??
といったことがあるので、やっと状況がわかったのねと思ってあげてください。


受け入れ直後は泣いていることはありますが、外に出たり、おもちゃで遊び始めると大体の子は気分が変わり泣き止みます。


食事、水分補給

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0歳児

0歳児さんだと
飲み慣れていないと水分補給の白湯や麦茶を嫌がったり、哺乳瓶でのミルクを嫌がったりし泣くことが多いです。

哺乳瓶を嫌がる場合はスプーンやストローマグを使ったり

飲み物を温めたり、少し冷やしてみたり

場所を変えたら飲む場合もあるのでテラスに出たり、誰もいない静かな部屋に移動したり

あげる先生を色々変えたりと・・・
メガネの先生が良かったり、髪型がママと似てる先生だと飲んでくれたり(笑)

と色々挑戦して水分が取れるように促しています。

お外だと落ち着いて飲めるこがいたので、青空のもとミルクを上げたこともいい思い出です。

1歳児

1歳児さんは
慣らし保育の期間と必要性の記事にも書きましたが、慣れないところで食事をすることは子どもにとってかなりストレスがかかります。

家庭と食事形態が違ったり、野菜中心のメニューを出されると
見慣れていなかったり食べ慣れていなかったりで拒否する子が多いです。


実際私が受け持った子たちの中には、給食を食べず数日過ごすといった子が今までで数人いました。

そういった場合は給食以外の時間にクッキーやせんべいなどおやつで食べるようなものや、パンを渡したりしてようやく少しずつ食べるように。

そういった事を1週間近く繰り返しやっと給食が食べられるようになった子もいます。

お昼寝

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お布団で寝る子、ラックで揺られながら寝る子、ベビーベッド、抱っこ、おんぶで寝る子様々です。

入園面接のときに確認してその子に合ったお昼寝のスタイルをとる様にしますが
環境が違うのでなかなか聞いた通りには行きませんね。

抱っこを降ろすと目が覚めてしまう子もいるので、しばらくだっこ、おんぶしたままといったこともあります。

また0歳児は睡眠時間が短いので、同じ部屋で寝ている子の泣き声で目が覚めてしまい、いつも通りの睡眠時間が取れない場合もあります。


それぞれの子の睡眠時間が把握できたら、睡眠時間が短い子、長い子でお昼寝の場所を変えたりし(場所がある場合)、それぞれのリズムを崩さないように対応しているとあります。


一人おんぶして一人を膝の上に座らせ、あいている片手でラックを揺らすなど手足フル活用で寝かし付けをしています(笑)

なかなか環境に慣れず、抱っこ、おんぶもイヤイヤ、ベビーカーもラックもイヤイヤ、
何もかも嫌で、お昼寝初日に立ったまま眠りについた子は今でも覚えています。

生活

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慣らし保育中は入園面接で聞いたその子の好きなおもちゃを用意して待っています。

しかし、初日からおもちゃで遊べる子は数人。
2、3日は大体おんぶや抱っこ、おもちゃ、おんぶ抱っこを繰り返してで過ごします。

お外遊びに行くと気分が変わるようで、泣かずに過ごせることが多いです!

外ってホントすごいと毎回思います。


しかし、お部屋に入るときや、オムツ替え、着替えで大泣きです。

しばらくはそれの繰り返しです。


また、お腹がすき始めたり、眠くなり始めたら、泣き始めます。

給食前は大合唱です。

朝親御さんと別れる時よりみんな泣きます!

大好きなおもちゃも、歌も手遊びも、だっこもおんぶもダメ。

給食の準備ができるまでは、どうにか機嫌が戻るように必死であやします(笑)

慣らし保育中は体調を崩しやすい

このように、泣くことが多かったり、食事、睡眠がいつも通りいかないことが多く

慣らし保育中は、いくら短時間といえど体力が落ます。

さらに集団生活ということで、今まで以上に菌やウィルスなどに触れることが多くなります。

すると、すぐに体調を崩してしまいます。


慣れてきたとおもったら、体調不良で欠席する子も多いです。


このように、泣いたり、遊んだり、また泣いたりを繰り返して徐々に慣れていきます。
一ヶ月くらいすると大体の子が慣れてのびのび生活できるようになりますよ。


次は、これらのリアルな様子を踏まえて、慣らし保育の乗り越え方をお伝えします。
こちら↓
慣らし保育の乗り越え方を保育士がお伝えします!! - 保育士ぱじゃくまの子育てプチ情報