発達障害と愛着障害
保育士として発達障害の増加は身にしみて感じているところですが、そのなかに発達障害ではなく愛着障害の増加もあるのではと疑問に思い、いくつかの本を読んでいます。
愛着障害とは、幼少期に保護者との愛着関係が築けず、そのことが原因で情緒が安定しなかったり対人関係がうまく築けなかったりといった問題が生じていること。
その状態が発達障害と似ているので愛着障害ではなく、発達障害と診断されている可能性もあるそうです。
ネントレと愛着障害
なぜネントレに発達障害や愛着障害の話が関係するのかという話になりますが、読んでいる本の中の一冊に
『「「愛着障害」なのに「発達障害」と診断される人たち (幻冬舎新書) [ 岡田尊司 ]
という本があります。
その一節に、欧米人とアジア人、セロトニントランスポーターという遺伝子配列が違うと書いてありました。
遺伝子配列の違いがどのように影響するか簡単にいうと
欧米人はセロトニンの量が多く前向きなひとが多い
アジア人はセロトニンの量が少なく不安定を感じやすい人が多い
結果どういうことが起きるかというと欧米人とアジア人の遺伝子配列が違うため
欧米人6割の子は、人格形成において親の関わりの影響を受けにくい
といったものに対し、
アジア人6割以上(厳密には3分の2と表記)の子は、人格形成において親の影響を受けやすい
とのこと。
保護者から応答的な関わりをうけて、愛着を育み人格を育てていく子育て法がアジア人の遺伝子的に必要だということ。
そこで一番に思い浮かんだのはネントレ。
ここからは自分の考えになります。
※ねんトレのメリット、やり方など様々あります。ねんトレは奥が深く、リサーチ不足なところもありますが、直感で思ったことを書くのでねんトレは本来そういったものではないなどの意見もあり、不快に思うかもしれません。
ただアジア人の遺伝子的に見てと言った意味で読んでいただければと思います。
親の影響を受けやすいアジア人にはネントレは不向きなのでは。
ネントレとは、抱っこや授乳なしで自分の力で眠りにつけるように習慣づけるためのトレーニング。
親の関わりが人格形成に大きく影響するアジア人。
やはり、泣いたら声をかけてあげる、抱っこするといった、愛着形成に重要な応答的な関わりやスキンシップをとりながらの子育てが必須の人種なのではないか。
ネントレの発祥はアメリカとのこと。
子どもと別室で寝る文化、自分で寝る力を育てる。
言い方は悪いが、別室で寝て泣いても放っておいても人格形成に問題がなかったのは、欧米人の遺伝子があったからではないか。
親の関わりの影響を受けやすいアジア人がネントレを実践すると、泣いても放っておかれるといった状況になり、不安が高まり親との愛着形成がうまくいかず、愛着障害のような症状が出てくるのではないか考えています。
ねんトレ以外のところで、スキンシップや応答的な関わりをしていれば特に問題はないと思いますが、愛着形成が必要な時期に、あえて親から離してネントレをする必要はないのではと思います。
日本の文化、親子で寝室が一緒、川の字で寝るというのは、アジア人の遺伝子レベルに合った生活様式だったのではと改めて認識しました。
ネントレがすべて悪いのではなく、子どもの気質や家庭環境、文化、遺伝的背景を踏まえた上で、それぞれの家庭に合った選択が必要なのではないかと感じています。