外出自粛の影響で公園の遊具も使用できなくなったりと、遊べる場所がどんどん減ってきていますね。
こうなると、体を動かして遊ぶ事がなかなかできなくなりますよね。
幼児期、児童期に体を動かすことは心身の発達にとってとっても大事なことです。
幼児期に体を動かす機会が減ると小学生、中学生になったときに運動面だけでなく、心の発達の面でも影響を及ぼす可能性があるとされています。
幼児期に運動することで
・体力、運動能力の向上
・健康的な体の育成
・意欲的な心の育成
・社会適応力の発達
・認知的能力の発達
が期待できます。
出典:幼児期運動指針について:文部科学省
幼児期の運動は運動能力の向上だけでなく、心の発達も促す大切な活動になります。
以前は家で体を動かせる遊びとしてトランポリンや布団山を使った遊びを紹介しましたが、今回は道具を使わず少いスペースで体を動かせる遊びを紹介したいと思います!
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今回はこの3つ
ハイハイ運動
まずは、ハイハイ!!
えっ?!ハイハイなんて、赤ちゃんじゃないんだからと思いますよね…。
しかし侮ることなかれ、ハイハイハはとってもいい運動になります!
大きくなると中々ハイハイのポーズをとることはなくなりますよね。ハイハイのポーズは腕で体を支える体制になるので普段使わない腕を使うので支持力が身につきます。
ハイハイの足のかたちにも大事なポイントが!親指を床につけて力をいれ床を蹴ることで足全体に力が入ります。足の裏、ふくらはぎに力が入るのがわかると思います。
ハイハイのポーズを維持するには腹筋背筋の筋力も必要になるので、ただのハイハイでも、立派な全身運動になります。
ひたすらハイハイでは、飽きてしまうので、大人は足を広げトンネルを作ったり、大人もハイハイのポーズになり、その下をくぐらせたりするだけでも子どもはとても喜びます。
ハイハイのポーズから、膝をつかない高這いの姿勢になると、より運動量が上がるので、ハイハイをやり尽くしたら高這いのポーズをやってみたり、ハイハイ→高這いと交互に繰り返したりと色々な遊び方をしてみてください。
じゃんけんが分かる位の年齢の子には、じゃんけんをして、勝った方が足でトンネルを作り負けた方がハイハイでトンネルをくぐるなどするとより一層盛り上がりますよ。
人間木登り
名前の通り大人が木になり、それを登るという遊びです。
膝や腕を曲げて子どもがつかみやすいような場所をつくってあげます。
子どもは、膝に足をひっかけたり腕に捕まったりし木に登る要領で上へ上へと登ります。
普段のだっこする位置まで上って来たらぎゅっと抱っこしてあげて終了です。
ただ登るだけですが、これも全身の力を使うのでいい運動になります。
うちの小学一年の娘は、二回くらい登っただけで疲れています。
抱っこの位置まで登ってきてぎゅっと抱きついてもらったら、大人はゆっくり手を離して、何秒しがみついていられるかゲームに移行するのもありです!
しがみつくことでスキンシップにもなりオキシトシンというホルモンが分泌されストレス解消にもつながりますよ。
足ジャンプ、グーパージャンプ
これは、名前だけではわかりづらいですよね。
子どもはとにかくジャンプが好きですよね。気づけばソファーの上で跳んでいる。
至るところでジャンプされるくらいならジャンプするところを作っちゃおうということで、大人の足をジャンプするところにしちゃいました。
大人はただ足を伸ばして開いて座っているだけ、その足をまたいで右へ左へとジャンプさせます。
今度はこっち、次はこっち!と跳ぶ方をランダムで指示するとゲーム感覚で楽しめます。
上級者編では、大人が足を閉じて伸ばして座り、子どもはその大人の足をまたいで立ちます。
次に大人が足を開き、子どもはジャンプして足を閉じ、開いた大人の足の間に立ちます。
これの繰り返しです。
年長さんくらいからなら安心してできると思います。
グーパーグーパーとかけ声をかけながらジャンプすると、子どももリズムがとりやすく連続してジャンプできます。
タイミングが合わないと、足を踏んでバランスを崩して転んだりすることもあるので、子どもの様子を見ながらゆっくりタイミングを合わせてやってみてください。
大人も足を閉じたり開いたりするのでなかなか疲れますが…いいダイエットになると思い日々頑張っています。
娘も10回連続で跳ぶと息切れするほど疲れてます…。
まとめ
体を動かすとストレス解消につながります。ストレスを解消すると免疫力もアップすると言われています。
この様にからだひとつで色々と子どもと遊ぶことができます。
今回はスペースもそんなに必要のない、お部屋でも遊べます。
子どもは親とちょっとした時間、たった5分でも一緒に遊ぶと大喜びします。
それはわかっていてもついついダラダラとしてしまいがちなので、意識して少しでも子どもと遊ぶようにしているところです。
ぜひこの機会に子どもとコミュニケーションをとりながら体を動かしストレスを解消し、スキンシップで絆を深めつつ日々の運動不足を解消してみてください。